【ブリスベン国際】錦織vsバブリンカ

初戦のドナルドソンに苦戦した錦織だったが、準々決勝のトンプソン戦では快勝。ネットプレーもドロップショットも、やることなすことすべてがおもしろいように決まり、6-1 6-1というスコアで準決勝に進出した。

そして迎えた準決勝の相手はバブリンカ。序盤からバブリンカのサービスゲームはあっさりキープし、一方で錦織のサービスゲームはもつれる展開となった。ただ、錦織は長いラリーでもバブリンカの強烈な片手バックハンドにも打ち負けず、真っ向勝負で競り合っていた。

ファーストセットは両者ともブレークできないまま、タイブレークで錦織が取る。セカンドセットに入るとサービスキープができなくなり、もつれた展開となった。この日の錦織も、準々決勝同様にネットプレーやドロップショットで仕掛け、ストローク戦でもしつこいくらいに打ち合っていた。終盤にはバブリンカがトレーナーを呼ぶ場面があったが、錦織も右ひざに違和感を抱えているようだった。決勝に向けてコンディションが心配だが、ラオニッチではなくディミトロフとの対戦ということで、錦織にとっては戦いやすくなったと言えるだろう。