この数年、元日に視聴しているHISのオンラインツアーに今回も参加した。3時間15分とコンパクトな設計になり、初日の出にこだわらない編成になったことに対する興味もあったが、結果的には少し残念なものになってしまった。
朝7:45に中継が始まったのはパリのシャンゼリゼ通り。現地はまさに日付が変わって新年を迎えようというタイミングだったが、人が多すぎてHISが狙っていたはずの凱旋門が遠くにぼやけた形で見えるだけ。カウントダウンのタイミングで中継スタッフの前の人たちが子どもを肩車してしまい、スタッフの「子ども邪魔!」という声が聞こえるくらいだった。
そして本来は二元中継でバルセロナにもつなげるはずが、こちらも人出の影響で回線がつながらずに後から動画での紹介に。ドローンや花火を使った見応えのありそうなショーが展開されていただけに、これはぜひ生で体験してみたかった。
続いては、バンコクの日の出と大晦日のホノルル。どちらも特別感には欠け、元日に見る内容としては物足りなかった。そして日本に飛び、今年の干支にちなんで岩国白蛇神社へ。蛇が大嫌いな僕にとって、これはかなり微妙な選択だ。
その次のモンゴルは、雲海に上る初日の出。雪が多くなかったことは想像と違ったが、静かで荘厳な雰囲気の日の出は見応えがあった。最後は台北の寺院でのお参りということで、コンセプトは理解できるものの、ビジュアル的なアピールは弱く、不完全燃焼のまま終わってしまった印象になってしまったのは残念だ。
それにしてもMCの方の相槌が、いつも通り下手すぎることは気になる。彼の「そうなんですね」はNGワードにしてもらいたい。