デビスカップのワールドグループ残留を賭けたウクライナとのプレーオフは、大阪の靭公園での戦いとなった。ラバー1はダニエル太郎が登場。スタコフスキーに対して、ファーストセット、セカンドセットと続けてタイブレークにもつれ込みながらも、競り勝って2セットアップとし、第3セットは勢いに乗って押し切った。後方にステイバックする太郎ちゃんのプレースタイルは研究されていたが、鋭いパッシングショットはウクライナにとっては想定外だったのだろう。
そして続くラバー2は、ドルゴポロフに代わってウクライナのエースに登り詰めたATPランキング50位のマルチェンコに、96位の西岡良仁が挑む。西岡は決してスーパープレイを見せたわけではないが、粘りを見せて相手の疲れを引き出す。2-1の1セットアップで迎えたフォースセットでマルチェンコがセットポイントを握るか、ここをしのいだ西岡がそこから5ゲームを連取して大逆転でこのセットを奪い、日本が連勝した。