【テニス】錦織圭が9位に

ムチュア・マドリードオープンで地元スペイン勢を次々に破り、ナダルとの決勝に臨んだ錦織圭。第1セットを2つのブレイクを奪って先取したものの、痛めていた腰が悪化してリードしていた第2セットを落とし、第3セット0-3となったところで途中棄権となりました。第2セットでリターンがネットにかかり、無情にもエンドラインを割ってゲームを落としたのが痛かったですね。

しかしながら、これでATPランキングは9位に上昇。日本男子としては史上初のトップ10入りを果たしました。ローマオープンは欠場が決まりましたが、2週間後のローランギャロスに向けてしっかり体を治してもらいたいところ。もともとフィジカルが弱く途中棄権の多い錦織だけに、ここの克服が望まれます。

ゲーム内容を見る限りは、すでにトップ5と常に互角に戦えるレベルには来ているように思います。今季はフェデラーフェレールと互角以上の結果を残しているし、今日のナダル戦も攻めて試合をコントロールしていました。マイケル・チャンのコーチ就任がよい結果につながっていることは間違いなさそうですが、彼が錦織陣営でダンテ・ボッティーニと並んで鋭い視線を送っている姿をもっと見たいです。