【テニス】錦織がフェレール破る

マイアミで開催されている男子テニスのソニーオープン4回戦で、錦織圭ダビド・フェレールと対戦しました。3回戦ではディミトロフに、もつれながらも7-6、7-5で振り切って勝ち抜きましたが、どちらかというと大詰めでディミトロフが崩れた印象でした。そして、ランキング4位のフェレールに挑んだこの試合では、序盤から大接戦に。

第1セットをタイブレークで錦織が取ると、第2セットは2-6でフェレールが取り、流れは完全にフェレールかと思われました。しかし第3セットに入ると、またしてももつれます。錦織はコーチのマイケル・チャンが不在の中でも攻める意識を失わず、勝負どころでコースを打ち分ける冷静さが見られます。タイブレークに突入して錦織が4-1とリードするものの、フェレールが逆転。マッチポイントを4回握られながら、サーブがいいところで決まった錦織が最後にひっくり返し、11-9で勝利を収めました。

準々決勝の対戦相手は、衰えが見えるとはいえ試合巧者のフェデラー。去年のマドリードでは錦織が勝っており、好ゲームが期待できそうです。後は負傷がちの錦織が無事に戦い切ることを祈りましょう。