【マドリードオープン】錦織がラオニッチ破る

男子テニスのムチュア・マドリードオープンは、準々決勝進出をかけて錦織圭とラオニッチが対戦しました。錦織にとっては、もともと苦手なビッグサーバーが相手ということで、バルセロナオープン優勝からの勢いで突破したいところ。しかし、第1ゲームをキープした直後に、ラオニッチがいきなり肩の痛みを訴えてドクターが呼ばれます。

これで勢いを削がれたかに見えましたが、勝負どころでナダルのような巻いてコートに入ってくるダウン・ザ・ラインもあり、またサーブも好調さがうかがえました。サービスゲームでポイントをリードされる苦しい場面で、サービスエースが決められるようになったのは展開上大きいですね。タイブレークにもつれ込みながら、最後は鋭いリターンでポイントを挙げた錦織が第1セットを取ります。ポイントが決まった瞬間、錦織が珍しく吠えていましたね。

第2セットはキープ合戦となり、またしてもタイブレークに。しかし、ここからねばり強さを発揮した錦織がラオニッチを振り切り、準々決勝でフェリシアーノ・ロペスと対戦することになりました。フェデラーが夫人の出産で出場をキャンセルし、ジョコビッチも不在とあっては、難敵はナダルだけかもしれません。準々決勝はすべてスペイン人対非スペイン人という対戦になっており、錦織はロペスに勝てばフェレールとグルビスの勝者との準決勝。勢いがあるだけに、期待したい展開です!