【テニス】錦織がツアー3勝目

メンフィスで行われていたUSインドア選手権の決勝で、錦織圭はスペインのフェリシアーノ・ロペスと対戦しました。この大会はシード選手が次々と姿を消す中、第5シードの錦織はここまでセットを落とさずに順調な勝ち上がり。対戦相手のロペスも錦織も、ここまでツアー2勝ということで、3勝目を目指す戦いとなりました。

準決勝で相手のマトセビッチが負傷棄権したおかげで休養十分だったこの日の錦織は、いつになくサーブ&ボレーを仕掛けるなど積極的に攻めます。この大会では、ライン際を狙ったボールがことごとく決まり、安定した強さを見せつけていました。決勝でも、ダウン・ザ・ラインとクロスの打ち分けが絶妙で、つけ入る隙を与えなかった印象です。

最近の錦織は勝負強くなりましたが、残す課題はケガの多さとスタミナ不足。大会終盤になると、「あそこが痛い、ここが痛い」とトレーナーを呼ぶシーンが多いことが気になります。クレーコートの大会では特に足への負担も大きいので、ローランギャロスに向けてよりコンディション作りに気をつけてもらいたいところですね。