テニスのローランギャロス2日目は、負傷による長期ツアー離脱から復活した錦織圭が男子シングルス1回戦で世界ランキング58位のサンティアゴ・ヒラルド（コロンビア）と対戦。2-6、4-6と2セットを落とした後の第3セットをタイブレークの末ものにすると、第4セットはサービスリターンが冴えます。
ここまでブレークがひとつもなかった錦織でしたが、ヒラルドの集中が切れかかったところを突いて6-2でこのセットを奪うとファイナルセットも6-4で取って逆転勝ちで2回戦進出を決めました。相手のヒラルドはクレーコート得意でスタミナも十分という情報だったのですが、終盤はストロークにかなりムラが出ていました。そして何よりもよかったのは、効果的に飛び出した錦織のドロップショット。嫌らしいくらいに絶妙なタイミングで見せてくれました。
錦織の象徴ともいえるジャックナイフも見られ、まさに「エアＫ」の復活です。ただ、2回戦の相手は第3シードの強豪ジョコビッチ。ここを破るのは難しそうですが、彼らしい小気味よいプレーを見せて欲しいですね。
