【全豪オープン】錦織―アルマグロ

オーストラリアン・オープンの1回戦に登場した錦織圭は、序盤から硬い動きが目についた。相手は、1回戦で当たるにしては強敵のアルマグロ。パワーのあるサーブと粘り強いストロークを持つ相手に、錦織はいきなりブレイクを許す。錦織はバラつきこそあるものの、要所では深いストロークや体重の乗ったフォアハンドが冴え、何とか自分のペースに持ち込んで第1セットを6-4で先取した。

第2セットはセットポイントを決め切れずにタイブレークにもつれこんだが、ここで錦織が集中力を発揮して7-1と圧倒。これでアルマグロの集中は切れてしまったのか、第3セットは終始錦織のペースで、6-2で取ってストレート勝ちを収めた。

スコアだけ見れば完勝にも見えるが、ブレイクの数の多いシーソーゲームでもあっただけに、このままの調子ではこの先が思いやられる。2回戦は比較的余裕がありそうだが、その後は恐らくヒラルドだけに苦戦もあり得る。どこかでギアを入れ替えて欲しいところだ。