【東京メトロ】副都心線に初乗車

6月に開業した東京の新しい地下鉄・副都心線に、やっと乗車する機会がありました。渋谷から新宿三丁目までという新規開業区間の半分ほどではありますが、雰囲気は十分に感じることができました。全般的な感想としては「無機質」といったところでしょうか。

何がと聞かれると困るのですが、生活観が欠如しているというか、まだよそ行きの表情をしているというか、「気軽にまた乗ってみよう」という気にはなれませんでした。嫌な言い方をしてしまえば、駅構内でニューヨークで起きるような犯罪が発生してもおかしくないような、そんな感じなのです。トイレやホームなど施設は当然綺麗だし、乗客も平日の昼間ということもあって高齢者も多く、危険な感じはしません。それどころか、意外に使い勝手はよさそうで、東京メトロとしては頑張っているのだと思います。それでも、嫌な感じがしてしまったのは、まだ都会に馴染んでいない違和感なのでしょうか。

渋谷駅のホームは地下5階にありますが、降りるのにそれほど難儀な印象はありません。開業当時は「お試し」で乗客による混雑でダイヤも乱れたようですが、今はもうそれも落ち着いて僕が乗車した区間ではどの駅で乗ってもゆったり座ることができました。新宿三丁目での乗り換えもスムースです。これから時間が経てば、徐々に真価を発揮してくるのかもしれませんね。