紅白歌合戦にも登場し、一度メジャー契約を打ち切られながら再起した「リストラの星」として知られるようになったシンガーソングライター・馬場俊英のライブが、ＮＨＫ－ＢＳ２で放送されました。彼は東京と大阪で野外コンサートを開くのが夢だったそうで、昨年の4月に大阪城の野外音楽堂でコンサートを開催してひとつめを果たし、いよいよ日比谷野外音楽堂でのライブです。「野音でピース」というサブタイトルがついているように、彼の曲「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の歌詞に合わせて観客がピースサインを一斉に出す光景がステージから見ると壮観だったようです。
馬場俊英のファンは平均すると年齢層が高いけれど、結構若いファンも多いようです。まさに老若男女入り混じって彼の歌に合わせて声を出している様子は、微笑ましいですね。音楽的には決して新しいものではないけれど、古臭いということもありません。シチュエーションは一昔前のフォークと同じようでも、やはりそこには活き活きとした舞台設定があり、選び抜かれた言葉が心を紡いで行きます。
＜セットリスト＞
1. 君はレースの途中のランナー
2. 陽炎
3. ただ君を待つ
4. 今日も君が好き
5. 小さな頃のように
6. スタートライン～新しい風
7. ロードショーのあのメロディ
8. 働楽～ドウラク
9. オセロゲーム
10. ボーイズ・オン・ザ・ラン
11. 君の中の少年
僕の好きな「一瞬のトワイライト」をやらなかったのは残念だったけど、なかなか内容が濃く充実したライブでした。ぜひ次回は生で観たいと思います。
