【いちはらアート×ミックス】小湊鐡道でGO

Facebookに会社の同僚が上げていた画像に興味を持って、「いちはらアート×ミックス」に出掛けてきました。秋葉原から「新宿さざなみ1号」に乗って五井へ。五井駅で鑑賞券に小湊鐡道とバスのフリー乗車券がついたパスポートを3,800円で購入して、初めての小湊鐡道に乗車します。ガタガタ揺れるローカル線らしい車両は、乗客でいっぱいでした。

イメージ 1

高滝駅で降りて、高滝湖方面に20分ほど歩くと「市原湖畔美術館」があります。館内には現代芸術の展示がありますが、見どころは湖面に浮かぶ立体作品でしょう。ちょうどツツジが咲いていて、アートとのコントラストが楽しめました。美術館までの山道ではウグイスがきれいな啼き声を聞かせてくれますよ。

イメージ 2

美術館からは巡回バスに乗って、旧里見小学校へ。こちらは、廃校となった小学校の設備を活かした展示があります。1階は全体的に左脳的な作品ですが、2階の作品は右脳的でインスピレーションを刺激してくれます。画像はミシャ・クバルの「スピード・スペース・スピーチ」。光線で映し出されるアルファベットの揺れに、めまいを感じる不思議な作品です。他にも名画の模写を集めた豊福亮の「美術室」や黄世傑のエイリアンのような造型も刺激的で、滝沢達史の「おかしな教室」はまさに市販のお菓子で作った作品です。

イメージ 3

そして、一番の見どころは栗林隆の「プリンシパル・オフィス」。校長室をそのまま氷漬けにするように冷却しています。4人ずつ、2分間だけ入室できる体験型で、半袖を着ていた僕にはちょっと寒過ぎました。それでも、この発想はアーティスティックですね。その後は飯給(いたぶ)駅まで歩き、駅周辺の作品を見ながら小湊鐡道を待ちました。ややオペレーションが不十分な部分もありましたが、なかなか満足度の高いアートイベントでした。