【アジアリーグ】SEIBU-クレインズ@Dydo

昨シーズンのファイナルで対戦したカードながら、今季はなかなか波に乗れないクレインズ。そして今日はラビッツがパーピック、クレインズ伊藤賢吾と両チームともに主軸を欠くラインナップとなりました。クレインズは立ち上がりいきなりダーシが混戦から押し込むと、続けざまに竹内が2点目。これはシュートが菊地のレガースに当たってこぼれ、力なくゴールに吸い込まれた不運なものでした。

ラビッツも、2ピリに入ると反撃を開始。藤田がペナルティボックスから出てきたところで相手プレイヤーと交錯し、こぼれたパックを拾ったユールが一人で持ち込んでゴールを決めます。さらにゴール右サイドから増子と小原が攻めながらもゴール前のスペースを完全に塞がれてノーチャンスかと思いきや、うまく逆サイドに振って石岡が叩き込み、同点に追いつきます。しかしその4分後にラビッツは、3on5をしのいであと8秒でクレインズのパワープレイが終わるというところで飯塚に決められたのが痛かった。3ピリは1点ずつを取り合いますが、ラビッツは追い上げたい終盤に立て続けにペナルティを取られ、6人攻撃を仕掛けることすらできずにゲームを終えました。

今日はラビッツのゴーリー菊地のリズムが悪く、滑り込むタイミングが早すぎたように思います。リンクコンディションがあまりよくなかったようにも見えましたが、一方のクレインズは昨日の敗戦の影響もあってか気合十分でした。特に山野と小林の動きは冴えていたし、ゴーリー石川が当たっていました。ラビッツ攻撃陣は自分で決めようという意識が強すぎ、思い切り打っては石川に止められてしまいました。

これから終盤戦、そしてプレーオフに向け、ラビッツはもう一度チーム戦術を整備する必要がありそうです。