【NBA】ジャズ学習なき連敗

NBAのウェスタンカンファレンス・ファイナルのユタ・ジャズサンアントニオ・スパーズのゲームは、スパーズが同じようなパターンで2連勝して舞台をソルトレイクシティに移すことになりました。ジャズは2試合とも2Qの大崩れが最後までリカバーできないという、学習効果のない敗戦を繰り返してしまったところが気になります。

この日のジャズは、ウォリアーズ戦では救世主となったフィッシャーの目を覆う不調が響きましたね。2Pが1/9、3Pが0/4。31分プレーして3得点では、まったくもっていただけません。ウィリアムスもターンオーバーを6つも献上し、いいところで流れを止めてしまいました。本来はジャズが狙うべきディフェンシブな戦いをスパーズにされてしまい、なかなかインサイドで勝負できません。オクァーが「シューティング・センター」ともいうべきプレーに走ってしまうので、体を張るのがブーザーだけでは辛いところです。

一方のスパーズは、それ自体が不思議とはいえベンチスタートのジノビリやバリーが嫌なところで点にからみ、3Pの決定率はなんと50%というところが脅威です。動けるプレイヤーが多いだけに、パーカーがムラっ気を出してくれないとつけ入る隙はなかなか見当たりません。

とはいえ、初戦も2連敗からスタートしたジャズだけに、まだまだわかりません。2試合とも2Qの大崩れさえなければ互角以上だったわけですから、名将ジェリー・スローンにもう一度期待しましょう。