【NBA】ジャズ緊張欠く勝利

今季2回目の中継となったユタ・ジャズの試合は、ポートランド・トレイルブレイザーズソルトレイクシティに迎えたホームゲームでした。故障者の相次ぐジャズですが、今日はブーザーが欠場。彼はエースではあるものの、強引なプレーでリズムを崩すことも多いだけに、僕は彼の欠場を前向きにとらえて観ていました。

オクァーとデロン・ウィリアムスが期待通りの活躍をし、さらにミルサップも17得点・12リバウンドを挙げ、3人揃ってのダブルダブルでした。今季のミルサップは成長著しく、スクリーンも確実にこなせば攻撃にも貢献と大活躍でした。一方、この日もスターターを外れたキリレンコは、攻めの起点にしようとするとブーザーがのりうつったかのような強引さが目立ち、出来はいまひとつでした。

序盤からリードが広がる展開で、テレビで見ている分にはあまりおもしろくない凡戦になってしまったのは残念です。ジャズは緊張感を失ってしまい、4Q終盤には点差を7まで詰められますが、最後は97-88でジャズがどうにか逃げ切ります。今日のMVPはミルサップでしょうが、ナイトが8分間の出場で4スティールを挙げ、ガードとしての本領を見せ付けてくれました。点差だけ見ると快勝でも、こんな内容だと緊迫した場面でどうプレーできるかという不安が残ってしまう一戦でした。