【ロストプロフェッツ】スタート・サムシングからの流れ

先週の土曜日にCCレモンホールでのライブで、Lostprophetsの前作"Start Something"からの曲にも興味を持ったので、1stアルバムと合わせて購入してみました。3rdアルバム"Liberation Transmission"はポップでキャッチーな作品が揃っていますが、昔からのファンにはその変化に抵抗感もあったという話を聞いていたので、なかなか手が出なかったんです。

僕は音楽に関しても広く浅く聴く方なので、ひとつのアルバムに惚れこんでも、簡単に同じミュージシャンの他の作品には手を出しません。それによってがっかりしたくないから、という理由が大きいと思います。例えば僕が聴いたすべてのアルバムの中で一番好きなAsiaの"Alpha"の後で、ファーストアルバムや"Astra"を聴いても不完全燃焼だったということがあります。

さて、"Start Something"は確かに"Liberation Transmission"ほどには確立されたポップさはありませんが、随所にその兆候は見て取れます。ライブで聴いて気に入った"Last Train Home"のサビのコーラスや、"Goodbye Tonight"あたりに、それが色濃く出ていますね。曲のタイトルだけ見ても"Hello Again"に"Last Summer"、前述の"Goodbye Tonight"なんてJ-POPにあってもおかしくない(というか、実際にある)タイトルです。それは、深読みするなら「わかりやすさ=ポップさ、キャッチーさ」ということにもつながるのではないでしょうか。ということで、"Liberation Transmission"から入った僕にとってはまったく問題なくこのアルバムを聴け、これもまたお気に入りになりました。

でも、"Burn, Burn"は聴きこんでからライブに行くべきでしたね。あの最後に盛り上がりにいまひとつ乗り損ねてしまったのは、ライブの締めの定番であるこの曲を歌えなかったからですから…