【NBA】ピストンズ怒りの勝利

おたがいに登録しながら使えない選手が6人と苦しい状況のデトロイト・ピストンズトロント・ラプターズの対戦は、終盤までもつれにもつれました。僕が開幕前から注目していたラプターズは勝率はそれほど高くないながら、現在イースタン・カンファレンスのアトランティックディビジョンの首位を走っています。この日もPGのカルデロンとTJフォードをうまく使い分けてピストンズを翻弄します。

セントラルディビジョン首位のピストンズも着実に得点を積み重ねますが、4Q残り5分を切ったところでピストンズ2点リードの場面からドラマが始まります。ラシード・ウォレスがポジション争いでファウルを取られ、手にしていたボールを審判に投げて渡しただけのように見えましたが… なんと判定は、これがテクニカルファウル。FTで1点差から、バルニャーニの3Pでラプターズが逆転です。

ところが、これがピストンズの攻撃に火をつけてしまいました。怒涛の10連続得点で、逆転して一気に差をつけます。ウォレスはその後もしばらくの間、不満をつぶやきながらプレーしていたようですが、次第に表情にも余裕が出てきました。終わってみれば98-92でウォレスは28点と、まさに彼がいろいろな意味で主役を務めた今日のゲームでした。ラプターズはここぞという場面の決定力を欠き、終盤突き放されてしまいました。

この時期には僕の中でリーグ戦が中だるみになり、バスケの記事が滞っていたのですが、今日は地区の首位同士ということもあって見どころがあるゲームでした。Jスポーツの実況は久保田光彦でしたが、僕にとって彼はどうしてもサッカー。テニスもイメージが違うけど、バスケの中継で「外角からのシュート」とか言われるとNBAっぽくないですね…