【ボン・ジョヴィ】1/13@東京ドーム

「広く浅く」の僕にしては、昔からコンスタントに聴いているBon Joviの来日公演@東京ドームに参戦してきました。このライブ、明日の東京公演はWOWOWで生中継されるので、音楽ファンの方にはぜひ聴いてもらいたい内容です。一言でまとめると、やっぱりBon JoviはCDで聴くよりライブの方が数倍良いというところでしょうか。

最新アルバムのタイトルチューン「The Lost Haghway」で幕を開けると、いきなり2曲目から名曲「You Give Love a Bad Name」で客席の温度を一気に上げます。「Raise Your Hands」や「The Radio Saved My Life Tonight」までアップテンポで盛り上がる曲を続けた後、最新作からのバラード「(You Want to) Make a Memory」でいったん落ち着きます。ジョンのMCで、彼らが日本でのアルバムの1位獲得数がビートルズを抜き、また公演回数ではローリングストーンズを抜いたことに対する感謝の言葉がファンに伝えられました。昔のヒット曲を演奏するにあたり、「最初に日本に来た25年前は、自分も若かったな」みたいなことを語っていました。僕も今回のライブ前に予習として過去のライブ映像を見ていたので、確かにその頃と比べるとメンバーはだいぶ落ち着いてしまったようには思いました…

さらに中盤で「Bad Medicine」やギタリストのリッチー・サンボラがリードボーカルを取る「These Days」などで、途切れなく盛り上げてくれました。リッチーはギターでも、単なるテクニックのひけらかしに陥ることなく素敵なソロを聴かせてくれます。また、ティコの力強いドラミングや、デイビッドのアコースティックを意識した音作りによるメロディアスかつダイナミックな旋律も華を添えます。さらにはサポートメンバーの女性ヴァイオリニストも、リッチーと絡みながら音に厚みを加えていました。

そして終盤は「Who Says You Can't Go Home」、さらにトドメはジョンがサビをアカペラで口ずさんでファンに掛け合いを求めたままイントロになだれ込む「Livin' on a Prayer」で頂点に達します。最高潮の中いったんステージは終了しますが、アンコールでも「Have a Nice Day」など4曲を演奏してくれました。2階席だったせいか結構年齢層も高めで、アメリカ人や韓国人のファンも見掛けましたが、みんなそれぞれに楽しめたライブではなかったかと思います。