【NBA】ファイナル・選手の疲労

NBAプレーオフ・ファイナルはダラス・マーベリックスの2勝1敗で迎えたGAME4、序盤からほぼ一方的な展開になってしまった。10点差で後半に入り、3Qこそ互角に戦ったものの、4Qをわずか7点に抑えられたマブスが敗れ去った。

このゲームを見ての印象は、両チームとも選手の疲労が極限状態に近づいているということだ。ヒートの巨漢、シャックでさえ疲れはありありと見えるし、アントワン・ウォーカーやウェイドも動きが鈍い。動きが鈍ると言うことは、ファウルが増えるということであり、無用なチャージやオフェンスファウルが随所で見られた。マブスの選手は動きにキレがなく、テリーもノビツキーもベストとは程遠い状態だ。ハリスの貢献がところどころでは見られたが、ゲームを通じて出来のよい選手は見当たらない。

マブスの救いは、2つ勝っているのでホームのダラスに帰ることが確約されているということ。GAME5を落としたとしても、ホームでリフレッシュして残り2試合に臨むことができる。その意味では、危険な賭けではあるが、GAME5を捨てるという選択すらあり得ると思うのだ。それほどに、今のマブスのコンディションは最悪なのだ。さて、マブスのヘッドコーチ、エイブリー・ジョンソンがどういう戦術を取ってくるか見ものである。