【大宮-大分】想定の範囲内の敗戦

そういえば、前回のこの対戦(大宮-大分)は3年前に大分が勝ってJ1昇格を決めた試合で、僕も大宮公園サッカー場で観戦していたんだな。今日の大宮は昇格1年目とは思えない試合巧者ぶりを発揮したが、三浦監督のゲームの流れを読みきった采配によるものだろう。

大分は梅田のゴールで2分に先制するも、クリスチアンに前半で2ゴールを決められて逆転を許す。しかし、どうも皇甫官にとってミッドウィークのこのゲームは、勝ち点計算に入っていないゲームだったようにも思う。まず、2トップにマグノアウベスと阿部を起用し、怪我明けの根本を入れた。これによって、(規律違反の制裁という話もあるが)ドドを休ませることができたのだ。小森田、松橋、吉村あたりを控えにも入れていなかったのも、連戦を意識したのだと思う。次節、パトリックをもう一度使うにはよいタイミングだ。

もう5年以上前になるが、僕は石崎監督率いる大分が、同じ大宮相手に5-0で大敗し、石崎は交代のカードを1枚も使わなかったという試合を観戦したことがある。アウェイでした見られないサポーターにとって、せっかく見に行った試合を捨てられるのは辛いものがある。今の大分にターンオーバーをやるだけの戦力があるとは思えないだけに、皇甫官監督の今後の采配に注目したい。