【F1】日本GP

名称として「ホンダ」の入ったチームがないことは残念だが、ホンダ系列のサーキットで開催される日本グランプリは、僕にとってはやはり特別だ。特に今年は、Netflixのドキュメンタリー「栄光のグランプリ」を見た後なので、チームやドライバーに関する様々な情報が入ってきており、DAZNでのデータ満載の映像とともに多面的に楽しむことができた。

ただ、最もスリリングな勝負が繰り広げられるスタートで、いきなり6台を巻き込むクラッシュが起きてセーフティカーが入ってしまったことで興味は削がれてしまった。この場面に限らず、「チェコ」ことセルジオ・ペレスの乱暴な動きが随所でトラブルの原因になっていたが、これはチームとしても考えないといけないのではないか。個人的には「栄光のグランプリ」を見た影響で、ボッタスやマグヌッセンを追いかけたかったのだが、早々にリタイアしてしまったことが悔やまれる。

ノリスとピアストリのマクラーレン勢が良い走りをしていたのだが、やはりフェルスタッペンは強かった。ピットストップも安定していたので、つけ入る隙を見つけるのは難しい状況だった。アルファタウリは角田とローソンが終始近い順位で競ったので、角田は母国でのグランプリということあってチームとしても判断が難しくなってしまったと思われる。結果的に角田は12位と完走した中では下から4番目となり、これでは本人も納得はできないだろう。チーム内のもめごとにならないことを願うが、来期のシートは確保したようなので、前向きに捉えて欲しいものだ。