【Disney+】アイ・アム・グルート

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」に登場する体が木の宇宙生物グルートを主人公にした、ショートアニメのスピンオフ。そのコミカルで愛らしく、それでいて毒を含んだ設定が何ともいえない存在感を発揮している。セリフが「ボクはグルート」だけなのに、場面ごとの演じ分けというか発声に差をつけているところが見事としか言い様がない。言語ではヴィン・ディーゼルだが、日本語の吹き替えでは遠藤憲一が担当しており、あの顔でこの声を出しているところを想像するだけで、おかしくなってしまう。

ティザームービーでは、実際に遠藤の「ボクはグルート」というセリフの場面があるので、こちらも必見だ。1話5~6分ほどの全5話なので、あっという間に見終わってしまうが、それがもったいなく感じられるほど。1話だけだが、ロケットも登場するので、あのいたずら小僧でお山の大将というイメージに懐かしさも感じてしまうはずだ。

ガーディアンズ~」のシリーズは、2023年に映画の続編が決定しており、さらには「ホリデー・スペシャル」の配信も時期未定ながら発表されている。すでに前作の公開から5年経過しているが、どんな時間軸でどんなストーリーが用意されているか楽しみだ。宇宙といえばロキやキャプテン・マーベルだが、シーハルクで「宇宙で仕事中」という描き方だったハルクも含め、MCUとしてのクロスオーバーにも期待したい。