森アーツセンターギャラリーの「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」。訪れたのは平日の遅い時間だったが、チケット購入待ちの行列は長く、フォーク並びではないために非常にストレスを感じる。コンビニで前売券を買おうと思ったが、用事があった青山一丁目にも六本木駅周辺にも見当たらず、結局並ぶことになってしまった。以前から指摘しているが、この施設のオペレーションは本当に最悪なのだ。
もともとバスキアはそれほど好きなアーティストではなかったが、彼の作品の魅力が要素のレイアウトにあることに気づいて興味を持った。個々の要素はいわゆる「ヘタウマ」な印象だが、形や色彩が絶妙に配置されることによって作品全体の素晴らしさにつながっている。その意味では、モンドリアンやカンディンスキーに通じるものがあるのではないだろうか。
出展作品の中には元ZOZOの前澤友作氏のコレクションもあった。画像の作品がそれなのだが、バスキア好きで知られる前澤氏はバスキアのどこに価値を見出したのだろうか。それについて、ぜひ本人に聞いてみたいものだ。
