【楽天オープンテニス】Day-4

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楽天オープンテニスの本戦4日目は、ダニエル太郎とジョーダン・トンプソンの試合から。ダニエルはディフェンダーの本領を発揮して、トンプソンのミスを誘った。途中からトンプソンも気づいて無理に攻めない戦術に変えて来たが、ダニエルも耐えて何とか振り切った。これで内山靖崇に続いて日本勢は2人がベスト8進出という快挙だ。

続いては、若手の注目株ロイド・ハリスと試合巧者のミルマン。こちらはハリスの荒削りなパワーをいなして左右に打ち分けたミルマンが、あぶなく勝ち抜いた。その後は楽天カードアリーナに移動して、ダブルスのシュトルフ/プイユとラム/ソールズベリー。このアリーナは楽天カードを持っているとコートエンドの限定エリアに着席できるので、楽天カードホルダーにはありがたい。マッチタイブレークにもつれ込んだが、シュトルフ/プイユが勢いで押し切った。

チリッチとチョン・ヒョンの一戦は今日のベストマッチ。というよりは、これまでき見たテニスの試合の中でも3本の指に入るくらいの好勝負だった。お互いがパワーもテクニックも併せ持ち、試合の中で流れを奪い合う。声援はチリッチの方が多かったが、好プレーには等しく拍手が贈られ、最後は勝者のチョン・ヒョンへの惜しみない拍手でスタジアムが包まれた。

最後はダブルス、クライチェク/イングロットとパビッチ/ソアレス。どちらもダブルスの実力者だけに、ブレークを許さない。クライチェク/イングロットはサーブで崩し、パビッチ/ソアレスはポーチで破る。二度のタイブレークを制したクライチェク/イングロットが緊迫した好カードを勝ってマウ/ロジェ・バセランとの準決勝に駒を進めた。とても充実した内容の一日で、飽きずに過ごすことができた。