【24時間TV】予定調和の美学

今年の24時間テレビは、丸山弁護士のゴールが40%を超える瞬間視聴率で、平均でも間寛平のときを上回ったらしい。ところどころしか見てないけど、全般的にはよくまとまっていたと思うし、SMAPアンガールズをうまく使っていた。

だけど、素人も含めてコメントが画一的な点は、いかんともし難い。自分が思ったことを発言するんじゃなくて、「この番組だから、ここではこう言わなきゃいけないんだろう」というようなコメントばかりだった。これ、「日本人は正解を求める」っていうことと同じなんじゃないかな。コメントを求められたり、小論文(エッセイ)を書くときも、「正解に近づけよう」としてしまう。丸山弁護士のゴールについて感想を求められた娘さんが、何度も「かっこよかったです」と繰り返し、そしてそれしか言わなかったたのも、番組の方向性を気にしすぎていたんじゃないだろうか・・・

それから、徳光さんの気の遣い方がちょっと過剰すぎないかと思った。さすがベテランだけに、いろんなアラが見えてしまうんだろうけど、ちょっとやり過ぎ。かえって視聴者まで、テレビの前で気を遣ってしまったのでは、と心配になりました。