【Citiオープン】錦織―ヤング

ワシントンD.C.で開催されているCitiオープン2回戦で、錦織圭はドナルド・ヤングと対戦。序盤からキレのあるプレーで優位に進めるものの、ヤングも時折見せる鋭いリターンが冴える。ファーストセットを錦織が奪い、セカンドセットも最初のリターンゲームをブレーク。その直後にヤングがトレーナーを呼び、腰の治療を行ったことで展開が読みづらくなる。

腰のひねりとバックハンド側への対応が苦しくなったヤングだが、回り込んでの逆クロスなどできることをきっちりこなして第8ゲームをブレークバックする。しかし、ここで錦織が再度ギアを上げて0-40とすると、30-40からヤングがダブルフォルトを犯して再び錦織の1ブレークアップとなった。ヤングの表情は虚ろだったが、それでも要所では痛みがあるとは思えないプレーを見せるから錦織もやりづらかったことだろう。

最後はこの日好調だったサーブを連続して決め、錦織がシャポバロフの待つ3回戦へと駒を進めた。シャポバロフも決して戦いやすい相手ではないが、この日の錦織なら十分に勝てるだろう。弱気にならずに、先に攻めることだ。