【皇后杯準決勝】ベレーザvsアルビレックス

ベレーザの強みは、中盤のパスワークとFWを追い越してゆく動き。籾木、長谷川、隅田を阪口がサポートし、田中美南が中央で決める。そんなサッカーだ。それなのに今日は前を向けなかった田中を63分に下げ、阪口を上げて中盤に上辻を入れた。これで中盤のバランスが崩れ、焦りも手伝ってベレーザからゴールの可能性は遠ざかって行った。

そもそも、僕は1トップがサポートに徹して2列目の飛び出しに賭けるサッカーが好きではない。何となくだが、「貧乏たらしく」感じるのだ。くさびになって落とすだけのFWが、相手DFに脅威を与えられるはずがないのだ。控えFWは植木ではなく鳥海だったが、最後まで出番はなかった。

僕が注目しているDF清水は、U-20女子ワールドカップ疲労骨折に見舞われての復帰戦となった。交代出場した直後は持ち味の精度の高いクロスを見せたが、その後はスペースもなく活きなかった。今日の敗戦はゲームプランのミスだろう。新潟のGK福村が当たっていたということもあるが、FWの位置づけを新潟に見切られていたということだ。