イタリア絵画というと宗教画のイメージが強いのですが、ミラノのGAM(Galleria d'arte Moderna di Milano=近代美術館)はセガンティーニや印象派などの作品が多く、キリスト教の知識がなくても直感的に楽しめます。かつては貴族の邸宅であった建物は優雅で、庭園や天井画も含めてゆったりした館内をのんびり鑑賞できます。
ガイドブックなどでもあまり大きな扱いにはなっていないこともあって、来館者もそれほど多くはありませんでした。市街の中心地にあり、地下鉄駅からも遠くないので、観光客にとっては非常にアクセスのよい立地なんですけどね。
ただ、冷房が効いているのが一部のエリアだけなので、来館者にもスタッフにも、そして何より作品にも辛そうでした。ミラノ市立ということで予算が厳しいのかもしれませんが、作品を傷めるようでは元も子もないですよね…