【黒田記念館】リニューアルオープン

イメージ 1
 
耐震工事のための期休館を経て、新年2日に東京・上野公園の黒田記念館がようやくリニューアルオープンしました。こちらの施設は東京国立博物館の分館という位置づけで、無料で鑑賞することができます。館内には上島珈琲店も出店しており、正月の人出で賑わっていました。
 
黒田清輝は洋画家にして政治家、さらには東京美術学校の教授でもあった人物。黒田記念館は、彼の遺言によって設立されたそうです。
彼の作品は印象派のように外光を活かした作風で、光が乱反射したかのような光度の高い色彩が特徴です。お目当は「湖畔」でしたが、西洋画のアプローチで和のテーマを描いた作品にも惹かれました。

純粋に西洋画である「マンドリンを持てる女」は、エロティシズムを漂わせながらも日本的な署名がエキゾチックな雰囲気を添えている素晴らしい作品。また、写真のような「雲」の連作も必見です。