【サッカーU23】アジア最終予選イラク戦

このブログで懸念を表明していたDF岩波を外した手倉森監督のチョイスは、植田と奈良だった。奈良はやや不安定なところもあったが、決定的なミスはなく無難にこなしていたといえよう。しかし、もうひとつの懸念だった「手の使い方」については改善されていなかった。FWもDFも全般的に、安易に手を使ってはファウルを取られていた印象だ。

いずれにしても、結果は出した。僕もテレビの前で眠い目をこすりながら延長突入を覚悟していたのだが、ほぼラストプレーと言ってよい時間帯で原川のミドルが決まる。あの瞬間、あのコースがきれいに空いていたのは、奇跡なのかもしれない。ドーハでのイラク戦ということで、「ドーハの悲劇」を思い起こした人も多かったことだろう。しかし、負けたイラクにもまだオリンピック出場のチャンスは残っており、カタールよりは地力に勝るはずなので、可能性は低くないだろう。

これでリオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得した日本だが、本戦ではオーバーエイジの導入も検討されている模様。DFとFW、それに控えGKの3ポジションが妥当ではないだろうか。新聞辞令が出ている大迫と林は適任だと思うが、柴崎よりもクレバーなセンターバックが必要だ。過剰にキャプテンシーを発揮してこれまでのチームの関係性を壊すようなことは避けたいが、そんな選手はいるのだろうか…