【アイスホッケー】二次予選突破!

やはりウクライナは強く、簡単に勝たせてはくれなかった。ペナルティを誘うような動きもあったが、体の入れ方やコースに切り方がルーマニアクロアチアとは段違いだった。スコアレスの緊迫した展開を破ってくれたのは高木。ウクライナゴーリーが弾いたところに詰めてのゴールだった。

パワープレイで小原が続いたが、終盤は猛反撃に遭ってしまう。その原因は、日本が取られたペナルティの多さだ。微妙な判定ながらボーディングやエルボーイングを取られ、計11回。これをしのぎ切った守備は称賛するが、最終予選では厳しいだろう。FWは幅広く多くの選手がポイントを挙げたのだが、DFはもう一段の底上げが必要になる。

最終予選がどのグループになっても、日本が圧倒的に不利なことに変わりはない。それでも、高いレベルでの国際試合をあと3試合戦える意味は大きい。オリンピック出場の可能性は限りなく小さいのだが、ゼロではない。平野や小野田を育成しながら、アイスホッケーの注目度を上げられば、それが一番よいことだ。