【ヤマザキマリ】リスボン日記

OAZO丸善で別の本を捜していたときに、たまたま出会った「ヤマザキマリリスボン日記 テルマエは一日にして成らず」。この作品は、「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリmixiに書いた文章をまとめ直したものです。

あまり予備知識がなかったのですが、彼女はフィレンツェに留学経験があり、その流れでイタリア人のご主人と結婚し、リスボンに在住しながらもイタリア人の姑らの対応に悩まされているようです。そんな異国の地での苦労を愚痴りながらも、結構ポジティブに乗り越えている内容が微笑ましく読めます。

ご主人の母親が毎日3回も電話してくるとか、イタリアに帰省すれば90代の老女2人の相手をしなければならないとか、日本人の感覚ではなかなかわからないエピソードですね。リスボンの家にはバスタブがないそうで、そのせいでお風呂への思いが募り、テルマエ・ロマエの執筆につながった部分があるみたいですよ。