【MASTERキートン】続編「Reマスター」

浦沢直樹長崎尚志という僕にとってのゴールデンコンビが生み出した名作「MASTERキートン」の20年後の続編「Reマスター」が単行本になったので、さっそく読みました。

主人公の平賀・キートン・太一は、オックスフォードで修士を修了した考古学者にして、元英国特殊空挺隊員で探偵でもあります。ストーリーの舞台がマルタや旧ユーゴスラビアルーマニアなどヨーロッパの辺境ともいえる都市で、それだけでも興味をそそられます。その土地のレアな郷土料理がさりげなく紹介されているのも、旅情を感じますね。

浦沢作品は絵も綺麗だし、間の取り方というかコマ割りも絶妙。それに、ちょっとした表情の描写が素晴らしいのです。この続編では、元妻や娘との絡みもあり、さらに話が続いてもおかしくない展開なので、さらに続けて欲しいものです。

http://www.shogakukan.co.jp/comics/detail/_isbn_9784091867261