【アジアカップ】イラクに辛勝

PKの1点だけという結果は物足りないが、公式戦の予選リーグということを考えれば、この勝ち点3は評価できる。後半15分に今野と清武を投入した意図も理解でき、効果も生んだ。
 
大分出身の清武弘嗣は気にしてみている選手だが、攻めあがった際のポジショニングが優れていた。ただ、止まってボールを受けるシーンが多かっただけに、相手の守備の綻びを突くのは難しかったともいえる。それ以上に気になったのは、守備に回ったときのファウルだ。積極的にプレスをかけるのはよいが、あのようにボールホルダーの背後から体を絡ませれば、間違いなく笛を吹かれる。
 
本田が功を焦らなければ、もう少し楽に勝てただろう。しかし、夏の南半球での連戦は甘くない。予選リーグにピークを合わせているはずもないので、これからの戦いに期待しよう。