【ストレイテナー】Behind the Scene

ストレイテナーは「まっすぐにするもの」という意味のStraightenerですが、発音は英語のように「レ」にアクセントを置くわけではないそうです。通称の「テナー」の方が、わかりやすくていいですよね。

最新アルバムの「Behind the Scene」は、序盤はちょっと普通な感じがするのですが、後半に進むにしたがってテナーらしい音が増えてきます。先日、出張帰りの新幹線で聴いていてふと感じたのですが、テナーの音はちょっと座りの悪いコード進行で、それがかえって記憶に残る印象があるんですよね。その原因が「maj7(メジャーセブンス)」のコードを多用していることにあるのではないかと思います、長7度の音は干渉して落ち着かない感じを醸し出すのですが、僕はこのコードのさりげないよそよそしさが大好きです。

このアルバムでは「放物線」や「翌る日のピエロ」のような複雑な曲も好きですが、「78-0」「Wonderfornia」のようなライブ向きの曲が楽しめます。特に「Wonderfornia」は、ここ数日ずっと頭の中でリピートしてしまって、困っています…