アカプルコで開催されているアビエルト・メヒカノ・テルセル、男子シングルス決勝は錦織圭とダビド・フェレールの対戦。フェレールとは相性の良いはずの錦織だったが、今日はサーフェスを読み切れていない印象で、思い通りのプレーができていなかった。フェレールも決して良かったわけではないが、それ以上に錦織が悪すぎた。
第1セットの最初のゲームからドロップショットを織り交ぜた錦織は、なぜか自分のプレースタイルを貫けない。フェレールは最初から全開で、好調ぶりをアピール。ベースラインを狙ったショットがアウトになることが多く、錦織のショットが浅めになり始める。コースを狙っても、ボール数個分ずれてしまう。これでは、フェレールに勝ち切るのは難しい。
決勝進出で、錦織はすでにATPランキング4位に上昇することが確定している。来週はカナダでデビスカップだから、気分転換にはなるはずだ。新たな気持ちで、インディアン・ウェルズのATP1000に臨んでもらいたいものだ。
