【コペンハーゲン出張記】国立美術館

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この出張の準備で現地博物館のスタッフとメールでやり取りしたいた際に、ハイマースホイの話題で盛り上がりました。ヴィルヘルム・ハンマースホイデンマーク人の画家で、室内に差し込む光の描写の特徴から「北欧のフェルメール」として展覧会が開かれたこともあります。ネイティブの発音では「ホメルショイ」らしいのですが…

美術館を訪れる前に、まずはカステレット要塞へ。この五稜郭のような要塞を囲む堀はジョギングコースでもあり、バードウォッチングにも最適です。画像の中央に鳥がいるのがわかりますか? ゆったりした気分になったところで、デンマーク国立美術館(National Gallery of Denmark)に向かいます。庭園と外壁の工事中でしたが、そのおかげで入場料は無料でした。

時間がなかったので、ブラックやモネといったフランス絵画とハンマースホイに絞りました。館内に大きなモニターが設置され、画家や作品で検索すると展示室が表示されるので便利です。ハンマースホイの作品はひとつの展示室に集められ、雰囲気に浸ることができました。女性のヌードを扱った作品はまったくいやらしさがなく、ただ淡々と肌の表面を描写しているという印象。主題を客観的に、一歩引いて静的に描く手法がハンマースホイの魅力だと再認識できました。

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