【グラミー賞】リアーナとコールドプレイの共演

直前にホイットニー・ヒューストンの訃報が届くという「サプライズ」があった今年のグラミー賞は、当然ながらホイットニーの追悼モードで始まりました。LL Cool Jが淡々と弔辞のような言葉を伝えるシーンが印象的でしたね。受賞自体はよくも悪くも審査員の趣味が出た感じで、アデルが6冠に輝く一方でリアーナとレディー・ガガは受賞を逃しました。

そんな中、僕にとって一番の見ものはリアーナとコールドプレイの共演。まずは"We found love"をリアーナが歌い、「Princess of China」でクリス・マーティンと絡んだ後にコールドプレイの「Paradise」でした。クリスの声がイマイチ出ていなかったのですが、この組み合わせを見ることができただけで大満足です。

他にもバンジョーをかき鳴らすテイラー・スウィフトはずいぶんあか抜けていたし、ケイティ・ペリーのイリュージョンのようなパフォーマンスは「もしやトラブル」と思わせる意外な内容。ホイットニーを偲んで「I Will Always Love You」を歌ったジェニファー・ハドソンや、ビーチ・ボーイズのトリビュートで歌ったマルーン5なども、グラミーならではのパフォーマンスでした。

ただ、オールドファン向けのビーチ・ボーイズポール・マッカートニーグレン・キャンベルといったベテラン陣の老け込みは、往時のことを知っているだけに寂しいものがありました。