【NBAオールスター】ウェイドがMVP

テキサス州アーリントンのカウボーイス・スタジアムに10万人を超える観衆を集めて、2010年のNBAオールスターゲームが開催されました。あの狭いバスケコートを10万人が見るということが、信じ難いです。bjリーグの最多動員が9000人台の有明コロシアムですから、その10倍以上とは!

序盤はお祭りらしく、ディフェンスを思い切りルーズにしたもったりとした展開。見ていてあまり面白くないというフラストレーションを晴らしてくれたのは、1Q残り5分で投入されたユタ・ジャズの至宝、デロン・ウィリアムスでした。彼が入ってからのウェストはリズムが生まれ、ペネトレイトからアシストパスを出す得意のパターンで魅せたかと思えば、スチールからのワンハンドダンクまで。

2Qは派手なプレーの応酬。ビラップスからデロンのアリウープに対し、イーストはウェイドがドライビングダンク。圧巻はデロンからデュラントの華麗なアリウープでした。3Qに入ると、ウェイドの独壇場に。ハワードの高いアリウープをアシストしたかと思うとレブロンのドライビングスラムダンクを演出し。さらには自らアリウープを決める大活躍です。

4Qはまるでリーグ戦のような一進一退の展開となり、もつれにもつれますが、終盤デロン・ウィリアムスが大ブレーキとなってしまったウェストに対して、イーストはフリースローを確実に決めて振り切りました。MVPは文句なしのドウェイン・ウェイド。得点にももちろん絡みましたが、それ以上に観客を沸かせてくれたことに脱帽です。