【NBAオールスター】魅惑のウェスト

一日遅れで録画を見たNBAオールスターでは、試合結果よりも個々のプレーに魅了されました。注目はウェスタン・カンファレンスのガード陣。普通はコービー・ブライアントクリス・ポールなのでしょうが、僕にとっての見どころはユタ・ジャズ代表のデロン・ウィリアムスと世界選手権で生で見てファンになったジノビリ、そしてサンダーの若き司令塔ウェストブルックです。

デロンとジノビリの良さは、回りを生かすプレー。特にデロンは、オールスターを盛り上げようという意識が強く、アリウープを狙ったり得意のインサイドペネトレイトしてアウトサイドに出すパスも見せてくれました。ただ、パスを戻しすぎてバックコート・バイオレーションまで取られていましたが… ジノビリもワンハンドで出す力強いパスは健在ですが、後頭部が薄くなったのは気になります。ウェストブルックは残念ながら実力を発揮できず、何かやってやろうという意識が空回りしていました。

ウェストのFW陣でもノビツキーパウ・ガソルも好きな選手なので、スターターが出ていない時間帯の方がワクワクしました。試合は終盤イーストが猛追を見せ、レイ・アレンが残り時間わずかになった場面で見せてくれた3Pは、さすがでした。コービーがMVPでしたが、まあ地元の選手だし、彼ほどのスターであれば「オレがオレが」というプレーでも周囲は納得するでしょうね。