【レッドクリフ2】新鮮味に欠ける

上野東急では初日夜の上映でもガラガラというネット情報があったので狙ってみましたが、確かに空いてはいたものの、入れ替え制ではないために途中入場者が多かったのはいただけません。レッドクリフpart1に続いて劇場での鑑賞でしたが、たまたま招待券をゲットできてラッキーでした。

作品は、まずジョン・ウー監督の挨拶文がスクリーンに映し出され、さらには三国志の舞台を説明する映像が続きます。この説明は、part1にもありましたね。もともとはpart1とpart2を合わせてひとつの作品だったそうですが、同じテイストの映像になっています。part1の方が、個人の性格や関係性を紹介する部分でかなり凝った作りになっていましたが、本作は戦いのシーンなどでやや冗長な印象がありました。

一番の見せ場は、最後に曹操が追い詰められるところ。ここは張り詰める緊張感の中、一瞬の動きにそれぞれの思いが集約されていて見応えがありました。ただ、あれだけの戦いの中で主要人物がすべて一箇所に集まることは、不自然以外の何物でもありませんが…

もともと周瑜を演じるのはチョウ・ユンファの予定だったそうですが、結果的にはトニー・レオンが演じて正解だったような気がします。小喬を演じたリン・チーリンは、存在感はあったものの声のキーの高さや線の細さから、役柄にははまらなかったのではないでしょうか。

http://redcliff.jp/part2/