【アリス・イン・ワンダーランド】ファンタジー<アクション

マニラに向かうフィリピン航空の機内で、B777のパーソナルモニターで「アリス・イン・ワンダーランド」を見ました。内容を一言で表現すれば、「アリスって、こんな戦いがメインのお話だったっけ?」です。

意外にもマッド・ハッター役のジョニー・デップや白の女王を演じたアン・ハサウェイが地味だった一方で、アリスを演じたミア・ワシコウスカの凛とした表情を最大限に活かすためか、アリスが「闘士」として描かれていました。衣装のせいもあって、アリスはまるでジャンヌ・ダルクのようでしたね。ただ、ミアの起用はまさにこの役柄には合っています。オーストラリア出身でキャリアが4年とは思えない大物振りを発揮しています。

本来は3D映画として制作されているわけですが、確かにワンダーランドのファンタジックな世界を描くにはよい手法でしょう。しかし、本筋にあまり関係ないシーンに予算をかけすぎた感があり、これを3Dで鑑賞したら目が疲れるだろうという気もしました。純粋にストーリーだけでも、それなりに楽しめる内容だと思います。キャラクターでは、赤の女王とチェシャ猫の存在感がありすぎて、他のキャラはあまり目立っていませんでしたね。ファンタジー色を強めなかった意図は、単に「大人向け」を狙ったためなのかどうか、知りたいところです。

http://www.disney.co.jp/movies/alice/index2.html