【国立西洋美術館】ルーブル美術館展

この前の日曜日に、上野の国立西洋美術館で開催されている「ルーブル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画-」を鑑賞しました。9時30分の開場で9時40分ごろに到着したところ、チケットブースはすぐに買えたものの、入場制限がかかっていました。それでも、それほど待たずに入場できましたが、かなり混みあっていました。僕は背が高いから問題なく展示が見えますが、3重4重になっているので女性は大変でしょうね。

展示内容は宗教画やオランダ風俗画が中心なので、いまひとつ盛り上がりに欠けます。僕が惹かれたのは、フェルメールの「レースを編む女」とラ・トゥールの「大工ヨゼフ」。どちらも「光」を描いていて、柔らかい光のフェルメールに対してラ・トゥールの光は強烈です。よく見るとラ・トゥールのデッサンは結構粗いのですが、色の載せ方が絶妙で、作品としては目を見張ってしまいます。

他にはベラスケスの「王女マルゲリータの肖像」やムリーリョの「無原罪の聖母」も、強い存在感をうかがえます。ただ、作品数も多くないので、やや物足りないうちに展示が終わってしまいました。いつもはスルーする常設展示まで見ましたが、こちらはガラガラなのでゆったりと鑑賞できます。ラ・トゥールの作品も展示されているので、対比もおもしろいですよ。

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