【チャンピオンズリーグ】レアル快勝

いよいよUEFAチャンピオンズリーグが開幕しました。数多い好カードの中で、僕が選んだのはレアル・マドリーがホーム・サンチアゴ=ベルナベウにベルダー・ブレーメンを迎えた一戦。リーガ・エスパニョーラでも攻撃陣が絶好調のマドリーが、どんなゴールを見せてくれるかを楽しみに録画観戦しました。

両チームとも守備は非常に固く、センターバックがピンチの芽を摘み取るシーンも見どころがありましたが、特にGKの堅守ぶりは素晴らしかった。マドリーのカシージャスも、ブレーメンのヴィーセも決定的なシュートを何本も止めます。特にカシージャスは単にセーブするのではなく、ゴール枠の外へボールを掻き出そうとするダイナミックな腕の振りに見応えがありました。

前半16分に左サイドに流れたファン・ニステルローイのクロスから、ラウールが相手DFの前に走りこんでワンタッチのヘッドでマドリーが先制。すると1分後には、今度はブレーメンのサノゴがクロスに足先をうまく合わせて、これもワンタッチでタイスコアに戻します。その後はマドリーが何度も良い形を作り、得点の香りが漂いますが、ブレーメンもゴールを割らせません。さすがに好調なマドリーの攻撃陣は2列目、3列目のサポートが十分で、どんどん前線に顔を出してきては縦パスやクロスを繰り出します。

決勝点はゴール前でラウールが短いラストパスを送り、受けたファン・ニステルローイがニアサイドを抜いて決めました。サブでロビーニョロッベンが出てきてしまう選手層の厚さはもちろんですが、昨年までの個人技に頼るプレーからパスワークや連動にシフトしてきているマドリーの攻撃から、今後も目が離せません。

この試合のスカパー中継は実況倉敷・ゲスト金子の黄金コンビ。このふたりは本当にサッカーが好きなので、遠いサイドのプレーでも選手の名前を間違えることはないし、意見が違っても迎合せずにお互いが主張するのでおもしろいです。特にTBSの実況アナウンサーは、見習ってもらいたいものです。ただ、金子氏がマドリーのピンチで発する「オイ!」「イ゙ーッ!」という奇声は、いい加減やめてもらいたいですけどね…