【U-22】中国戦・完全アウェイでドロー

中国・瀋陽で開催されているU-22サッカー・4ヶ国対抗戦の第2戦は、地元中国とのゲーム。国際親善試合でも審判団が全員ホームから出るのは珍しいですが、中国人審判団は「これで中国の強化になるのか?」と思いたくなるような一方的な笛を吹いていました。そんな笛に不満を体で表現しようものなら、すぐさまイエローカード。この試合で負けなかった最大の要因は、ペナルティエリア内でファウルを取られなかったことでしょう。

芝が深く、地面が柔らかいというコンディションは試合を重ねるごとに悪化しており、あの中で日本のパスサッカーを実現することは難しかったのも事実。しかし、それにしても決定的なチャンスはほとんどなく、特に2列目からの飛び出しでチャンスを作れないために苦労しましたね。谷口はトップ下的な役割を与えられながら、接触プレーで不利な笛を吹かれてイライラが募り、ついにはイエローをもらってしまいました。日本にとっては、オリンピック本番でも繰り返されるであろうアウェイの洗礼を身をもって経験したことは、大きな意味があったと思います。

日本テレビの深夜の録画中継をビデオに撮って見たのですが、アナウンサーが再三使う「~あったでしょうか」という言い回しに違和感を覚えました。「あったのでしょうか」であれば問題ありませんが、「あったでしょうか→あったですか」と置き直して考えれば、日本語として不適当なのは歴然だと思います。中国がゴール前に迫っているシーンで突然解説の都並さんに「日本のサッカーの形とは何だと思いますか?」などと突拍子もないことを尋ねたり、後半ロスタイムにスコアレスドローが確定したかのような発言をするなど、あまりにサッカー中継としてはお粗末な実況でした。