【U-17女子サッカー】リトルなでしこ優勝

コスタリカで開催されているサッカーの「U-17女子ワールドカップ」は、日本とスペインでの決勝となりました。実はスペインとは予選リーグでも顔を合わせ2-0で勝っていたので、心理的にはかえって不安だったのかもしれません。

序盤にクロスバーに当たったシュートのこぼれ球に西田が詰めて先制し、その直後にもCKからゴールを奪ったかに見えましたが、これはラインを割ったからとノーゴール。しかし、あの角度でゴールラインを割っていたらシュートがあそこに飛ぶとは思えないので、審判のジャッジに不安がよぎりました。しかし、若干スペイン寄りではあったものの、決定的に不利な笛はないまま終盤を迎えます。

78分に交代出場していた児野がGKの動きを見てコースを狙うという高度なシュートで追加点を奪いますが、彼女のプレーは素晴らしかった。運動量もあったし、セットプレー時には嫌なところにポジションを取って、相手のファウルを誘発していました。リードした時間帯でも「ボールを持ったら前へ」という選択しかなくバタバタしてしまったけれど、個人のスキルや連携はスペインを圧倒していたと思います。

高倉麻子監督とは、当時読売西友ベレーザが開催したアトランタオリンピックの壮行会で少しだけお話しする機会がありました。そのときに澤や大竹と一緒に「シドニーは高倉監督で!」と話していたので、今大会を制しての彼女の笑顔はとてもうれしく感じました。高倉さん、おめでとう!