やはり梅崎司の存在は大きかった。グルノーブルでは出場機会に恵まれなかったが、彼の加入した大分はアウグストの何倍もうまく前線が機能していた。おして絶好調の高橋大輔は、この日も２得点。上本のイエロー累積に、深谷と続いて三木の負傷という状況にはなってしまったが、攻撃面での結果が今の大分には何よりの薬だ。
しかし、セルジーニョとジュニオール・マラニョンの貢献はまだまだ。スカパー実況の西岡昭彦に「セルジーニョ・マラニョンが～」なんて言われてしまう認知度では、どうしようもない。負傷のアウグストも含め、彼らが貢献してはじめて昨年並み以上の順位を勝ち取れるはずなのだ。
＜GK＞下川:6（セットプレーでの指示も的確）
＜DF＞三木:6（負傷が気がかり）、福元:6.5（今日はフォアチェックが冴えた）、上本:5.5（カードは余計）
＜MF＞高橋:7.5（素晴らしい。彼なしの大分は考えられない）、ジュニオール・マラニョン:5.5（守備面では馴染んできたが）、藤田:6.5（前線フォローし、先制点をアシスト）、根本:6（久しぶりに存在感示すも負傷か）、梅崎:6.5（ポジショニング、サイドチェンジがよい）
＜FW＞セルジーニョ:5（役割がまだ不明確）、前田:5.5（連携を意識しないと結果は出ない）
＜SUB＞梅田:4（不運な判定も、交代出場で退場は論外）、西山:5.5（守備で貢献）、高松:評価なし
※西川、金崎、森重、松橋章は出場せず
＜監督＞シャムスカ:6.5（方向性が見えてきた）
せっかく見えた光明を消さないように、この後の下位との連戦を取りこぼさないようにしてもらいたい。選手層が薄いとは、もう言わせない。
