【NBA】ジャズ戦術で完敗

カンファレンス・セミファイナルを2勝と優位に進めているジャズでしたが、今日はゴールデンステート・ウォリアーズのドン・ネルソンHCの戦術の前に完敗を喫しました。ジャズはディフェンスから入るバスケをしたかったのに、アウトサイドで仕掛けられ、決定率46.9%と驚異的な3Pを15本決められます。2Qだけで40点を取ったウォリアーズは、3Q中盤には早くも100点ゲームとすると、最後までアリーナが沸き続ける展開で勝利を勝ち取りました。

ウォリアーズは守備もかみ合い、12スティールに8ブロックではジャズも勝ち目はなかったです。ただ、その背景にはこの日のレフェリーがちょっとしたことですぐに笛を吹いたために、アウトサイド勝負のゴールデンステートが優位な展開になったことは否めません。ガードのフィッシャーとウィリアムスが1Q早々に2つめのファウルを取られては、なかなかディフェンシブに行くのも困難ですよね。結局ジェリー・スローンHCはブリューワ、アラウージョ、コリンズ、マイルズまで使って終盤は主力を休ませました。

しかしゴールデンステートの集中力ある攻撃はすばらしかった! 32回のアテンプトで15本決めた3Pも脅威だし、ディフェンスをかわしながら空中で1回転体をひねる「360/three-sixty」を鮮やかに決めたバロン・デイヴィスはさすがの一言でした。これでやや流れを逃した感のあるジャズ。GAME4での立て直しを、ジェリー・スローンに期待しましょう。