【NBA】ジャズ・ディフェンスで復活

ユタ・ジャズのあまりにふがいない負け方を見てプレーオフ敗退を覚悟していましたが、ジェリー・スローンHCがディフェンスを固めてロースコアゲームに持ち込む戦術で見事に立て直してくれました。ハワイのホテルで録画中継を見たGAME4では、積極的にプレッシャーをかけてロケッツのミスを誘い、リズムを崩すことに成功していました。

ロケッツ3勝、ジャズ2勝で迎えた今日のGAME6。最初の得点を上り調子のキリレンコが決めたところから、期待を持たせてくれます。そして、そのキリレンコがT-MACことマグレイディを、オクァーがヤオ・ミンをしっかり抑え、ロケッツを波に乗せません。逆にジャズは、ベンチプレイヤーのギリセックやミルサップ、ハープリングもいいところで貢献します。2Qに逆転したジャズは、突き放す場面はなかったものの、粘り強く得点を挙げて最後は94-82と12点差をつけて振り切りました。

今日のMVPは、間違いなくキリレンコでしょう。フォワードというよりはディフェンスやゲームメイクではガード的な役割も果たし、久々の2桁得点とブロック5本は本領発揮というところでしょう。これでタイに持ち込んだジャズは、現地5日にヒューストンに乗り込んで最終戦を戦います。爆発的な攻撃力を欠くだけに、ロースコアの戦術にはめることができるかどうかがキーになりそうです。