【NBA】ジャズ不安な勝利

今シーズン2試合目のスカパーによるジャズ戦の中継は、アウェイのフィラデルフィアとの対戦。久しぶりの中継に期待していましたが、なんとも締まらない内容での勝利でした。ジャズも簡単にシクサーズを突き放せそうで、なかなかそれができないもどかしいプレイ。シクサーズはとにかく決定率が悪く、終盤には観客もすでに白けてしまいます。守備でも「ディフェンスコール」は起きず、オフェンスに回ってもアリーナはまるで盛り上がりません。観客サービスともいえるダンクまで外すようでは、仕方ないですけどね…

ジャズも中盤までは誰が目立つということもなく、キリレンコを中心としてシクサーズをリズムに乗せない守備に見るべきものがある程度でした。しかし、終盤に点差が詰まってくると、ここぞというところでポイントを稼ぐことのできるクラッチ・シューターとしてのデロン・ウィリアムスの存在は光りました。この日も15得点・15アシストのダブルダブルです。ただ、ベンチのメンバーで計算できるのが、ハープリングとミルサップだけという現実は厳しいです。ブーザーやオクァーなどの主力が離脱してしまうと一気に得点力が落ちるので、あっと言う間に順位を下げることでしょう。

しかし、シクサーズアイバーソンを昨季途中でデンバーに放出してからは、すっかり輝きを失いましたね。対戦相手にとって嫌なのはイゴダーラくらいではないでしょうか。ミラーやコーバーはもっとできる選手だと思うのですが、まったく凄味を感じませんでした。

12月初旬には、スカパーで12/1のレイカーズ戦、5日のキングズ戦、9日のマブス戦と3試合も中継してくれるので、もう少し気持ちよく勝つ試合を見せて欲しいですね。